塾長の想い -BLOG-
塾長の想い その37
2019/12/11
香港が気になって仕方がない
この間、投資家のためのセミナーに行ったときに
「香港の情勢は世界経済にどんな影響を与えると思いますか」と
質問してみました。
すると、
香港が今後どうなろうと、世界経済に影響は与えない
というのが答えでした。
帰り際にスタッフの一人が来て
「香港は経済規模が小さいんですよね」と言ってました。
ああ、そうかあ。
いやいや、そういうことではなくて、だな。
いや、つまり、私も、香港ひとつが崩壊しても
世界経済の中ではどってことないと思いますよ。
ただ、なんか、巻き込まれるものがあるでしょう。
米国で11月27日に「香港人権・民主主義法」が成立しました。
トランプさんにしたら、嫌々だったと思いますが、
香港としては大喜び。
日本にも同じような強い措置を求めてますよ。
内政干渉だと中国が怒るのは当然と思いますが。
そもそもの話、イギリス植民地時代に香港は民主主義ではありませんでした。
返還前に急に議会の民主主義を実施したようですが。
もっと遡れば、香港は、圧倒的にイギリスが悪いうす汚れた戦争の結果、
イギリスに割譲されたのです。
国をアヘンで汚染させておいて、アヘン廃棄に逆切れするとはとんでもない国です。
連邦統治下においてもイギリスにしてみれば基本的に中国の都。
香港の企業はほとんど中国系。
香港人は香港人同士で生活し、
現地イギリス人との生活上の関わりはほとんどなかった。
155年ぶりに中国に復帰した際、香港はお祭騒ぎだったのですが。
香港のデモは子供がやっているので、そのへん実感してないのか?
周庭いわく、
「平和なデモなら香港政府は要求を聞こうともしない」
(勇武派が交通妨害や中国寄りとみなした店の破壊を繰り返すことに関して)
「日本では迷惑をかける行為という見方があるけど、実生活に影響がない社会運動には
力がない。政府にプレッシャーをかけないと何も変わらない」
そのかいあってか、香港政府は逃亡犯条例を撤回しております。
この逃亡犯条例にしても、香港人のカップルが台湾旅行中、男性が女性を殺害したのに、
殺人罪で裁けなかったから必要とされたのに、
そこんとこはどうなるのでしょう。
日本ではなぜか中国がものすごく悪く言われる傾向があるのですが、中国は世界で好かれている民族だと思います。
西洋人が途上国でビジネスを行うときには上から目線や差別がついてきます。
でも中国はそういう思い上がったところがない。
中国人の下ではとても気持ち良く仕事ができると多くの国の人が言ってます。
私は、近く、中国はアメリカを抜いて世界一になると思います。
日本には中国のような気概や情熱、国際性やしたたかさなどが足りないんで、立ち位置を考えるべきです。