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塾長の想い -BLOG-

塾長の想い その64

2020/10/30

読書の秋

新型コロナウィルス感染拡大後、在宅時間が増え、生き方に関するものや名作などの既刊書を手にした人が結構いたようですが、私もその一人です。

ある生徒さんが図書館で、『英語ができる人、できない人の習慣』という本を借りて読んでいたので、さっそく私も真似をしました。
生徒さんは、「So so(まあまあ)」と仰ってましたが、私には、「Pretty good(かなり良い)」です。
共感できることばかり。

図書館では、『英語の冠詞がわかる本』も借りてあります。
これは二回貸出延長しました。面白くて仕方ないのです。
この世に冠詞ほど面白いものがあるでしょうか。
可能な限りノートに書き写しております。(「買えよ」と天の声)

『Crime and Punishment』も借りております。
小さい頃、大島弓子の漫画『罪と罰』を読んでから、多くのバージョンでこれを読んでます。
しかし、いまだになにが言いたいのかわからない話です。
ひとは孤独になると思想が狂う。
殺されるほうはたまったもんじゃない。

皆様に『A Separate Peace 』をご紹介しましょう。
アメリカンスクールのsophomore(10年生)の英語のクラスで読まされました。
Phineasという子が出てくるんですが、呼び方がしょっちゅうFinnyになるので、あ、同じ子か、と理解するのにちょっと時間がかかりました。

そして、コロナ禍と言えば、これがぴったり。
『ペスト』
カミュの作品で一番好きなのは『異邦人』なんですがね。

私がこれまでに本を読んで、頭をガーンと殴られたようなものすごい衝撃を受けたのは、三冊です。

アルベール・カミュの『異邦人』
大江健三郎の『われらの時代』
そして、比留間久夫の『YES・YES・YES』

しかし、失礼ながら、ノーベル賞受賞作家のお二人とは違い、『YES・YES・YES』のほうは、私としたら、愚かにも思ってしまったのです。

あ、ひょっとしたら、私にも書けるかも。。。

大間違いでした。
当時は小説を書くのに、ハマって、ハマって、10作ぐらい書いて気がつきました。無理。

何年かぶりに読み返してみて、改めて、比留間さんの、その筆致の見事さに圧倒されました。
このコロナ禍に、忘れそうになる祈り、愛、博愛。

私、思うんですけど、愛ってのは、不潔さを愛おしく思うことじゃないですかね。

はあああ。。。

セロトニン、出まくりです。



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