塾長の想い　その７３

2021/09/19

Don’t get carried away


いつだったか、生徒さんに
先生の好きな言葉は何かと聞かれて
Don’t get carried away
だと答えたことがあります。

調子に乗るな
という感じの意味なんですが、

何か自分ではない他のものに乗せられて
不適切なことをやってしまうようなことを
諫めるフレーズです。

他のものというのは、たとえば

その場の空気
優位な立場
人気
風潮
被害相手の優しさと弱さ
頭の回転の速さと回転範囲の狭さ
などです。

いじめやパワハラなども
それが後押ししているのだと思います。

昨日と今日、テレビで
総裁選候補者四人を見ていて
このフレーズが思い浮かびました。

遠い昔、人気のある政治家が
テレビで他の出演者に話すすきを与えず
一人で酔ったように延々と話し続けていて
（それもゆっくりと、上から目線で）
こいつ、もうダメだな、
と思ったら本当にダメになっていきました。

ああ、デジャブだ。

男性二人、女性二人でも
なんか男性ばかりが話そう話そうとして
ひとり取り残された女性にやっと
発言権が回ってきても
横から飛び出して延々と話し続ける人気者。

きっとあいつが次の総理なんだろうけど
私は多少懐疑的な目で見ていてやろう。