塾長の想い -BLOG-
塾長の想い その91
2021/12/10
Side by Side Book 1 の予習は望ましくない
授業の前に教科書をざっと勉強しておいて、
授業においては答え合わせ中心
というやり方は、例えば
Issues Now in the News
のようなテキストには良いかもしれませんが
Side by Side Book 1 ではお勧めしておりません。
Do not open the text. (教科書を開けないで)
Listen to the CD. (CDを聞いて)
What did you catch? (何を聴き取れましたか?)
とか
Turn to page 22. (22ページ開いて)
Cover the sentences. (文章は隠して)
Look at the first picture. (最初の絵を見て)
What do you see? (何が見えます?)
のような指導ができません。
そうすると
聴いてから話す
ということができなくなるのです。
そうなると、相手が話しかけてきたときに
会話が成り立ちません。
相手が何か言ってきたら、わからなくて怖いから、日本語で喋り倒してレッスンを逃げる
ということになります。
実際に、ネイティブスピーカーでも
相手に合わせて、そのようなやり方を許している人もいるようです。
生徒の英語が伸びなくても、自分の日本語が伸びる、おまけに大金を稼げる、と良いことづくめですね。
私も今まではそう言ったやり方を時折許してきたことは認めます。
生徒さんが、英語を伸ばすことなど全く望んでいない、ただ雑談をしたいだけ(日本語で)、
ただ英語の勉強を続けているというアリバイが欲しいだけ、というなら、それでも良いです。
しかし、アメリカに一人旅をしたいとか、そういった明確な目的があるのであれば、話は別です。本格的なやり方で教えたいです。
でも、前にそうやって熱くなって、生徒さんを泣かしてしまったこともあるんで、ヒートアップするのはやめるべきですかね。
どうしても予習をしたい。しないと不安でならない、という生徒さんもいるのは事実です。
それなら、良いよ、と言おうと思います。
ただ、予習をしなくても不安にならない方法はあります。
What does (英単語)mean? と
How do you say (日本語)in English?
を駆使することです。
例えば nephew という英単語が分からなければ
What does nephew mean?
甥って英語で何て言うんだろうと思ったら
How do you say 甥 in English?
とお聞きください。