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塾長の想い -BLOG-

塾長の想い その157

2024/09/13

全国の知事はもらっている


メディアに踊らされて全国のばかどもが
真面目で誠実な知事を集団リンチに合わせてることに心を痛めております。

しかし、これまでにイジメを止めようと声を上げて火の粉を被り、多くの不愉快な出来事を体験しているので、ダンマリを決めようかとも思ったのですが

橋下さんが声を上げて火の粉を浴び始めているので、私も微力ながらも、知っていることを言わなくてはいけないような気がしてきました。

私の知っていること、それは、人間が、組織が、モノをあげることが好きで好きでたまらない生き物だということです。

このブログの最初のほうにも書いていますが、そのお土産の嵐の中でどれほど苦労したかわからん。
日本語は難しく、お土産はお断りだ、絶対に持ってくるな、と張り紙を出すと、

えっと、お土産をくれということですね? はい、これ、と持ってくる人がたくさんいる。
もう、どうしたら良いか、わからないですよ。

反語を使っているわけではなく、本当に本気で嫌がっているのだということを、わかってもらうには、かなりの時間を費やしたと思います。

それでも、生徒の中に、友だちやご近所さんが含まれていると、うわっ、やってしまった、受け取ってしまったということが、やはり今でも、ないわけではないです。

これは、日本の悪しき慣習です。
日本だけではなく、アジアかもしれません。
いや、ブラジルにもあります。これ、良いねえ、と褒めると、あげるよ、と言われるんで、気をつけないといけません。

日本人でもそういう人がいます。
あなたの髪、上手に巻けていて、とても素敵だと褒めたら、すごく良いカーラー道具があるんだよ、と次のレッスンに持ってきてくれた。
受け取れない、と断ると、『受け取ってよ、受け取ってよ、受け取ってよ』とものすごい。それでも受け取らなかったら、私の人格について何か言ってたような気もしますが、忘れました。


西洋では、あまりないようですね。
日本では、旅行に行くと、お土産待ってるよーと職場の同僚に言われるので閉口している、という記事が昔、朝日ウィークリーに載ってました。

公務員は、慎重なようです。
昔、なんかで迷惑をかけたんで、菓子折り持って謝りに行ったら、なかなか受け取ってもらえなかった。どうしても、どうしても、と言ったら、じゃあ、と言って受け取ってくれたのですが、考えてみると、あの家は公務員の家だった。

もっと昔の話をすると、
大手の英会話学校で子どもたちのクラスを教えていたとき、ある生徒がコソッと菓子折りを私に渡しました。
どうしよう、これ、とスタッフに聞くと、
もらっておきなさい、と言われたので、ありがたくいただきました。
家に帰って、開けてびっくり、お菓子の下にお金が入っていました! 怖いわ!

これは政治家や先生以外にも、お医者さんにも、看護師さんにも、人から感謝される職業だと、どれにもついて回る問題だと思います。

しかし、全国の知事さんは、もらっている。
公務員はもらっていないだろう。しかし、知事さんは、もらっている。
なぜなら、知事さんは、いろんな場所で、うまくやっていかなくてはいけないから。
ああ、そう、せっかくの素晴らしいカニ、もらえないってわけだね!ふん、お高く止まりやがって!となるよりも、

こないだのカニ、めちゃくちゃ美味しかったよー!ありがと、と言ったほうが、棘が立たないだろう。それは、本当におねだりなのか。ある程度、仕方なしにじゃないの? 

なんにせよ、悪い習慣には違いないので、今後は友だち、家族、親族含めて、すべて、モノをあげるの禁止すると良い。法律で決めよう。




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